【運用初心者向け】お金はないけど増やしたい!少額から始めるおすすめの資産運用方法

投資についての考え方

みなさん、資産運用はしていますか?

最新の調査によると、20代で株式や投資信託などの資産運用や投資をしている人の割合は、わずか10%程度だそうです。一方で、運用自体については興味がないわけではないようで、実に半数以上の方が興味がある、やってみたいと思っているようです。

では、なぜ若い人は資産運用や投資を始めないのでしょうか?
この理由についても様々な機関で意識調査が行われていて、その結果から、主に次のような理由が挙げられています。

● 運用できるだけの資金がない

● 投資に対する知識が不足している

● ギャンブルのようなものだと思うから

つまり、「ただでさえ少ないお金をよくわからないものに投資して無くなってしまうんじゃないか?」と思っているわけです。

実際、『資産運用』とか『投資』というと、株やFX、最近ですと仮想通貨のように、短期間で何倍にもなったり、逆に紙切れになったり、というイメージが強いですよね。
私も20代のころにFXに出会い、「〇百万儲けた!」とか、「暴落して資金が半分になっちゃった」といったことを繰り返していました。リーマンショックやイギリスのEU離脱の時に、数十分で100万円以上が消えていったのはよい思い出です(悲)

でも、世の中にはいろいろな投資方法(=運用商品)があります。どうしても、FXや仮想通貨のようなハイリスク・ハイリターンな商品が目立つので、投資全体がそういうイメージになってしまいがちですが、しっかりと資産を増やしていきたい若者向けの堅実な商品は世の中にたくさんあります。

この記事では、資産運用に興味があるけどいまいち踏み出せない方に向けて、私のおすすめの運用方法をご紹介していきます。

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資産運用初心者の少額投資で大切な5つのポイント

始めるならば、できるだけ早く!

若い時にはとにかく手持ちのお金がありません。
これは投資に限ったことではないのですが、元手はあればあったほうが有利なのは間違いありません。例えば、1年で5%の利益がでる運用商品があったとして、元手が10万円では1年でたったの500円にしかなりませんが、1億円運用すれば1年でなんと500万円。それだけで十分暮らしていけるだけのリターンが得られます。

では、「貯金してお金を貯めてから始めたほうが良いのか?」というと、決してそんなことはありません。
それは、アインシュタインも認めた最強のチカラ『複利』を活かすためには、できるだけ早く始めたほうが有利だからです。

複利のチカラとは?

複利は、『利子を元本に組み入れ、大きくなった元本に対してさらに利子を得る』ことで、『金が金を儲ける』仕組みになります。

例えば、元本100万円を年利5%で運用した場合の、単利と複利の違いが下のグラフになります。

単利では毎年5%(=5万円)ずつ増えていくのに対し、複利では指数関数的に利益が増大していきます。その結果、なんと30年後には単利との差は1.7倍以上にもなるのです。
そしてこの複利は期間が長ければ長いほど、その効果を発揮します。上の図の例では、10年目は単利が150万円・複利が162万円と12万円の差しかないのですが、30年では単利が250万円・複利が432万円と182万円もの差となります。

このように、資産運用の基本であり最強のチカラ『複利』を活かすためには、一日でも早く始めることが大事なのです。

元手は毎月の『積み立て』で作っていこう

では、元手となるお金はどうするのか?それは毎月の収入からすこしずつ積み立てていくことをお勧めします。
毎月貯金が出来ている人はその一部を『運用資金』として積み立てていきましょう。現在貯金ができていない人は、日々の支出を見直して節約に励み少しでもお金を貯められる体質にすることが先決です。

この時、間違っても生活に必要なお金を投資に回してはいけません。資産運用は決して『ノーリスク』ではないので、余剰資金で行うことが鉄則です。必要な時に使えるだけのお金は手元にしっかりと残しておきましょう。

毎月、どれくらいのお金なら積み立てていけそうですか?
理想的には、毎月1万円くらい積み立てていけると運用できる商品の選択肢も広がります。ただそこまで用意できなくても、商品によっては500円からでも始めることができます。資産運用をしながら本業を頑張り、積み立てられる金額を増やしていきましょう。

商品を選ぶときには手数料にこだわる

少額投資の不利な点の一つは、『手数料が割高』なことです。
例えば、購入手数料が100円の商品を1万円分買う場合と100万円分買う場合では、手数料の割合は1%と0.01%と100倍も変わってきてしまいます。
多くの商品は購入金額の〇%となっているのですが、例えば海外ETFのように最低手数料〇ドルなどと設定されているものは、少額で購入すると手数料はかなり割高となります。

また、証券会社への送金などで手数料がかかる場合もあります。これは証券会社や銀行をしっかり選ぶことでゼロにすることができます。私は『SBI証券』を使っていますが、同グループの『住信SBIネット銀行』との連携が抜群で、送金手数料は気にせず取引をすることができるのでお勧めです。

【SBI証券】

ただでさえ少額投資は利益が少ないので、手数料負けしないように、手数料についてはしっかりと確認し、すこしでもコストを下げるようにしていきましょう。

配当がでる商品はできるだけ避ける

先ほど説明したように、若いうちから投資する利点は『複利のチカラ』を最大限に活かすことができることです。そのためには、株や投資信託などで配当金がでるような商品はできる限り避ける必要があります。

配当を運用に回すことができれば問題ないのですが、少額で運用している間は配当金が数百円、数十円の場合も珍しくありません。その金額ではそのまま運用に回すことは難しいので、配当金を出さずに運用に回してくれる商品(例:投資信託の場合は『無分配』のもの)を選びましょう。

最初に運用のシミュレーションをする

必要な利回りを逆算する

運用を始めると日々の値動きをみて、「いくら儲かった」「いくら損した」と考えてしまいがちです。しかし、短いスパンの値動きに惑わされてしまうと、つい高い利益を追いがちになってしまい、ハイリスク・ハイリターンなものに手を出してしまう可能性があります(実際、私がそうでした・・・)

資産運用は長い年月をかけて、資産を大きく育てていくものです。まずは、積立額と目標金額から必要な利回りをシミュレートしてみましょう。
シミュレートはいろいろなサイトでできますが、金融庁のHPが便利だと思います。

リンク先:金融庁資産運用シミュレーション

その利回りは身の丈にあっている?

必要利回りは算出できましたか?
もし結果が、10%や20%となってしまっていたら、残念ながら期間や積み立て金額を見直す必要があります。というのも、毎年10%で何十年も運用できるのであればすぐにでも一流のプロ投資家になることができるくらい、途方もなく難しいことだからです。
ちなみに、世界一の投資家と言われているウォーレン・バフェット氏の37年間の平均利回りは22.6%だそうです。100万円で運用を始めたとすると、18億円以上になる計算です。

話がそれましたが、実際には3~5%くらいが初心者が無理なく狙える利回りといえます。これ以上の利回りを狙おうとすると、FXや仮想通貨のようなハイリスクな商品も取り入れる必要が出てくるため、ギャンブル的な要素が強くなってしまいます。
もし目標金額に届かないというのであれば、無理のない範囲で徐々に積立金額を増やしていくことをお勧めします。

あらかじめ1年・1月ごとの利益額を計算してみる

少額で運用すると、当初は1ケ月の利益が数十円・数百円なんてことはザラにあります。
私にも経験があるのですが、わずかな利益しかあげられていないのを見ると物足りなくなり、つい買い増ししたりして、知らず知らずのうちに自らリスクを上げてしまうことがあります。その結果、何かの拍子で損失が出た際、想定以上の損失になってしまい退場、ともなりかねません。

そのため、「今の運用方法でどのくらいの利益が見込めるのか」をあらかじめ算出しておくことをお勧めします。
例えば、月々1万円ずつの積み立てで年利3%を見込んだ場合、最初の一年間の利益は約2,000円、月に直すと平均で167円にしかなりません。しかし、これを30年続けると積み立て金額360万円に対して582万円と、222万円もの利益になる計算です。
最初は物足りない数字でも、そういうものだとわかっていれば焦ったりせずに、淡々と運用を続けていくことができるはずです。

【参考:月々1万円を積み立て、年利3%で運用した場合の運用成果】

※金融庁資産運用シミュレーションより

おすすめの資産運用方法2選

それでは、私がおすすめする運用方法を2つご紹介します。
「たった2つ?」と思われるかもしれませんが、もともと運用できる金額が少ないので、さらにいくつも手を出すのは無理があります。まずは厳選した1つの商品に絞り、余裕が出来てきてから増やしていくのがお勧めです。

おすすめ その1 投資信託(つみたてNISA)

まずお勧めするのは『つみたてNISA』を活用した『投資信託』です。
投資信託というと、手数料が割高でその割に利益が少ない、というイメージを持つ方も多いと思いますが、たくさんの商品の中からしっかりと選ぶことができれば、最も長期の資産運用に向いた商品だと思います。

なんといっても利益が非課税

つみたてNISAは投資信託で得た利益が非課税になる制度です。非課税枠は年間40万円までと決まっていて、20年間で合計800万円まで非課税で運用することができます。
投資信託に限らず、通常資産運用で得た利益は約20%が税金として引かれてしまいます。例えば、先ほど利回りが3%としましたが、実際には3×0.8=2.4%になってしまいます。シミュレートしてみるとわかるのですが、長期運用では相当な差になってしまいます。
つみたてNISAの利用で運用成績は格段に向上するので、必ず使っておきましょう。

また対象となる投資信託には制限があり、金融庁が認めた優良投資信託しかその対象となっていません。選べる投資信託は減っていますが、良いものだけが残っているので、むしろ選びやすくなってうれしいですよね。

つみたてNISAについての詳細:金融庁HP「つみたてNISAの概要

少額から運用可能

証券会社にもよりますが、SBI証券や楽天証券、マネックス証券といったネット証券では、なんと100円から積み立てることができます
これなら、どんな人でも無理なく始めることができますね。

ちゃんと選べば手数料は安い

「投資信託は手数料が割高」というイメージがある方もいらっしゃると思います。確かに、銀行などから勧められるものの中には、びっくりするほど高い手数料をとる商品も珍しくありませんので、商品を選ぶ際の手数料には注意しなければいけません。

投資信託の手数料を抑えるためには、次の3つのポイントをしっかりと押さえておく必要があります。

●ネット証券を利用する

●インデックスファンドを選ぶ

●購入手数料・信託財産留保額・解約手数料がゼロのものを選ぶ

おすすめの投資信託3選

投資信託は本当にたくさんの商品があるので、選ぶのが大変です。人によってはここで挫折してしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで、私がお勧めの投資信託を投資先別に4つ、ご紹介いたします。

楽天ー楽天・全米株式インデックスファンド
投資対象:アメリカの株式市場全体
信託報酬:0.1696%

アメリカの株式全体に投資する商品です。
アメリカ株式は世界で最も成長し続けている市場なので、素直にそれに従うのが一番だと思います。
同じような商品で、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』というものもあります。細かい点では異なりますがほとんど同じ商品ですので、こちらもおすすめです。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
投資対象:日本を除く先進国株式
信託報酬:0.1177%

アメリカを中心とした先進国の株式に投資します。
楽天・全米株式インデックスファンドがアメリカだけだったのに対し、こちらはEU諸国やカナダなどを加えています。
アメリカだけだとちょっと不安、という方にはこちらをおすすめします。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
投資対象:日本株式(TOPIX)
信託報酬:0.1717%

日本の株式(TOPIX平均)に連動した商品です。
日本人なら日本の株式に投資したい、という方であればこちらがおすすめです。

おすすめ その2 ウェルスナビ(ロボアドバイザー)

お勧めの2つ目はCMでもおなじみ、最近注目のロボアドバイザー、『ウェルスナビ』です。
こちらは長期・積立・分散をコンセプトに、20年~30年のスパンで資産形成をしていく、長期の資産運用にぴったりの商品です。

ほったらかしで自動運用してくれる

ウェルスナビの最大のポイントは、最初に簡単なアンケートに答えて運用方法を設定した後は、こちらが何もしなくても運用してくれることです。
運用も株式だけでなく債券や不動産、金など、様々な商品に分散してくれるため、投資歴が浅い人でもプロ並みの高度な資産運用をすることが可能になります。

初回入金10万円、月々1万円から積立可能

以前はウェルスナビを始めるには初回100万円が必要だったのですが、サービスが浸透するに従って敷居は低くなり、現在は初回10万円ではじめることができるようになりました。
月々積み立てていく場合は1万円からと、先に紹介した投資信託よりもハードルは上がりますが、十分現実的な数字ではないでしょうか。

手数料は1%

ウェルスナビの手数料は残高の1%です。
こちらも先ほどの投資信託よりも割高ではありますが、運用をすべて自動でやってくれることを考えると、決して高いものではないと思います。
ちなみに、残高が3,000万円を超えると、超えた分に対する手数料は0.5%になるようです。・・・自分にはあまり関係のない話ですね。

少額から投資可能な商品

おすすめの運用方法として、投資信託とウェルスナビの2つをご紹介いたしましたが、それ以外にも少額から投資できる商品はまだまだたくさんあります。
その中から代表的なものを簡単にご紹介いたします。

確定拠出型年金

つみたてNISAと少し似ているのですが、こちらは『年金』とあるように、60歳以降に受け取ることのできる年金の運用です。
つみたてNISAが利益が非課税になるのに対して、確定拠出型年金はさらに積み立てた金額が所得から控除されるため、毎年の所得税が減税になり節税効果がとても高いです。

ただ、先にも述べた『原則60歳まで引き出せない』ルールが厄介です。
すでにお金に余裕があるのであれば良いのですが、今回の記事ではそういう方向けではないのでおすすめ商品からは外しました。
もし余裕があって60歳まで引き出せなくてもOK、というのであれば最優先で運用したい商品です。

個別株

投資の王道、個別株です。投資信託のように株式全体ではなく、それぞれの企業の株式を購入します。
多くの企業の中から今後成長しそうな企業を探して投資し、配当や株価の値上がりで利益を得るのですが、銘柄によっては値動きがとても大きいことと、とにかく勉強が必要で初心者が始めるためには時間がかかります。
また、購入する会社の株価にもよるのですが、購入金額が高くなりがちです。『ミニ株』といって少額で購入する仕組みもあるのですが、手数料が割高になってしまうので、やはりお金に余裕ができてから始めたい商品です。

FX(外国為替証拠金取引)

円やドル、ユーロなどの為替レートの差を利用して利益を得る投資方法です。また、それぞれの国の間の金利差があれば、スワップポイントという金利も利益(または損失)になります。
証拠金取引』というのがポイントで、レバレッジをかけることで実際の資金の数倍の取引を行うことができます。そのため、少額でもFX自体を始めることは可能です。
ただ、証拠金が少ないと少しの値動きでも資金が大きく増減し、ギャンブルのような投資になってしまうので、そういう目的でなければお勧めはできません。

個人向け国債

元本保証の投資商品の代表です。国にお金を貸して利息を受け取ります。
安全な投資方法で「絶対にお金を減らしたくない」という人にはよいのですが、10年もので利回りが0.05%ととても低いので、少額で運用してもほとんど意味がありません。
すでに資産が十分にある人向けの商品ですね。

少額でも投資可能な商品はこのほかにも、ETFやFXの自動売買システム、CFD、ソーシャルレンディングなど、様々な商品があります。
いずれもリスクが高い、積み立て投資に向いていないなど、今回の趣旨から外れるためおすすめには入れていませんがどれも魅力的な商品です。もし将来投資をしていこうと思うのであれば勉強しておいて損はないと思います。

このうちいくつかは当ブログでも運用結果を随時報告していきますので、その様子を参考にしていただけたら幸いです。

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まとめ

いかがでしょうか。

資産運用は時間を味方につけることによって、低リスクでも大きな利益を得ることができます。
税金や手数料が有利なつみたてNISAを活用した投資信託を最優先に運用し、投資資金に余裕がでてきたらウェルスナビ確定拠出型年金などを始めてみるのがおすすめです。

今回ご紹介した運用方法は1年・2年では大きな利益を得ることは難しく、10年・20年とかけて資産を育てていく必要があります。一度始めたらあまりいじらず、ほったらかしておくことが運用成功の秘訣だと思います。

合言葉は、なるべく早く、計画的に、低コストの商品を、複利を活かし、淡々と。』

・・・長いですね(笑)

※今回ご紹介した商品はいずれも元本割れのリスクがあります。実際の投資につきましてはご自分の判断でお願いいたします。

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