【ウェルスナビ】積み立て金額とリスク許容度の関係について考えてみた

ウェルスナビ

誰でも手軽に資産運用を始められることで話題のウェルスナビ

最初に簡単な6つの質問に答えるだけで、すぐにその人にあったおすすめの運用設定(=リスク許容度)を提案してくれます。あとは初期投資金額と月々の積み立て金額を設定すれば、世界中、様々な商品へ分散投資が始まります。

つまり、ウェルスナビでは『リスク許容度』『初期投資金額』『積み立て金額』のたった3つが運用のすべてを左右するわけです。

この記事では『リスク許容度』と『積み立て金額』の関係に注目し、『積み立て金額からみたリスク許容度の選び方』について考えてみます。

皆さんの”ウェルスナビライフ”の一助になれば幸いです。

ウェルスナビの運用方法をおさらい

本題に入る前に、『リスク許容度とは何か?』『ウェルスナビではどんな商品を運用しているのか?』について簡単に解説します。

リスク許容度ってなに?

リスク許容度とは投資を行うにあたり『損失に対してどこまで耐えられるか』を表しています。

例えば100万円が80万円になってしまったとき、「これ以上下がったらまずい!運用を辞めないと!」と思う人もいれば、「今なら安く買える。追加投資だ!」と思う人もいます。

この場合、前者はリスク許容度が低い人、後者はリスク許容度が高い人、ということになります。

これはどちらが正しいというものではなく、その人にあったリスクを適切に選ぶことが重要です。ウェルスナビのアンケートは6つの質問でその人にあったリスク許容度を選んでくれるというわけです。すばらしいですね。

どんな商品を運用してるの?

ウェルスナビは選んだリスク許容度に応じて、世界中の株や債権、金や不動産に至るまで、様々な種類のEFTと呼ばれる商品に分散投資してくれます。

EFTとは、Exchange Traded Funds(上場投資信託)の略で、日経平均株価指数のような、様々な指数と同様の動きをする商品です。投資信託のインデックスファンドと非常に似ていて、細かい違いはありますが、とりあえずは同じようなものと考えて差し支えないと思います。

ウェルスナビでは数多くあるETFの中から7つを厳選し、リスク許容度別に運用割合が決められています。

ウェルスナビのリスク許容度別運用割合

このように、リスク許容度が高ければ株式の割合が増え、逆にリスク許容度が低ければ債券の割合が増える設計になっています。

ここで選ばれているETFは、いずれもウェルスナビが運用方式や運用健全性、コストなどを考慮し厳選した、各資産クラスを代表する7つのETFになります。

運用商品のこれまでの成績は?

これら7つのETFがどんな利益をもたらしてくれるのか、これまでの運用成績を見ていきましょう。

いずれも設定来の収支はプラス、また1年・3年・5年・10年と区切ってみても非常に安定して上昇していることがわかります。さすが厳選されたETFといったところでしょうか。

次に、それぞれの値動きをグラフにしたのが下の図になります。

各ETFの値動き(2007.10を起点とした運用成績)

2008年のリーマンショック前からのデータです。こうして比べてみると、それぞれの関係が見やすくなりますね。

  • 株式クラスの3つ(米国・日欧・新興国)の値動きは似ているが、米国株式が圧倒的に強い。新興国株はリーマンショック後の立て直しは早かったが、最近は伸び悩んでいる。
  • 株式と不動産も値動きは似ている
  • 金は株式と逆の値動きをする。価格の変動は最も大きい
  • 債券クラスの2つ(米国債券・物価連動債)はほとんど値動きなし
  • リーマンショックの初期段階では、すべての資産クラスが同時に下落する場面もあった。

ウェルスナビでは、これらの特徴あるETFを組み合わせて、それぞれのリスク許容度に応じた組み合わせで運用してくれているわけです。

リスク許容度と積み立て金額の関係

リスク許容度は設定時のアンケート結果にしたがって選択するのが基本ですが、ここでは積み立て金額を変えたときにそれぞれの収益がどのように変化するかを過去のデータから分析してみました。

分析した条件は以下のとおりです。

運用開始日:2008年1月

初期金額:100万円

積み立て金額:0円・1万円・5万円・10万円・20万円

最大損失(%):最も下落したときの運用成績

2018.8時点(%):2018年8月末での運用成績

分析結果 『積み立て』と『長期運用』はやっぱり大切

こちらが結果の一覧表になります。

このままだと見づらいので、2018年8月時点での利益率および最大損失についてのグラフを作ってみました。

なかなか面白い結果が出たのではないでしょうか?

この2つのグラフから、次のようなことが言えると思います。

積み立て金額が増えると最大損失はどのリスク許容度でも減少する。

積み立て金額が増えると、リスク許容度1~3は収益率が低下する。リスク許容度4は変わらずリスク許容度5は収益率が向上する。

積み立て金額が多い場合(初期金額の1/20以上)は、リスク許容度5が最も収益率が良い。

今回の結果はあくまでも2008年からの結果ですので今後も同じ傾向とは限りませんが、『積み立て』と『長期運用』の重要性を改めて認識する結果となりました。

この2つをしっかりと意識すれば、ある程度リスクを取ったほうが良い結果に結びつく可能性が高そうです。

『積み立てなし』では低リスクがおすすめ!

『積み立てなし』の条件ではリスク許容度2や3が優秀な結果を残しています。

私自身、今はまだあまり意識していませんが、これはウェルスナビの出口戦略を考えるうえで役立つデータかもしれません。

また家計状況の変化などの理由で積み立てを一時中止する場合には、リスク許容度2や3に下げてほったらかしにする戦略が効果的だと考えられます。

ウェルスナビではリスク許容度4と5が圧倒的に選ばれているというデータもありますが、低いリスク許容度にもまだまだ活用の余地はありそうですね。

※ウェルスナビHPより

どのリスク許容度がよい?

これまでなんとなく『リスク許容度3』で運用していましたが、この結果を受けてリスク許容度の見直しを行いたいと思います。

私の現在の運用状況は次のようになっています。

運用開始日:2018年1月

リスク許容度:3

初期金額:20万円

積み立て金額:2万円(初期投資額の1/10)

投資期間:10年以上の長期投資を予定

初期投資金額が少なく積み立て金額の割合が多いので、リスク4または5が適していると考えられます。

どちらにしようか迷ったのですが、リスク許容度4を選択することとしました。

選んだ理由は次の4つが決め手になりました。

積み立て金額が大きくても収益率はあまり変わらない

リスク許容度4は積み立て金額に関係なく収益率が安定している

収益率の差は小さいが最大損失には比較的差がある

もっとも成長性の高い米国株式の配分が多い

まとめ

いかがだったでしょうか?

ウェルスナビは『難しいことは考えずにほったらかしで資産運用ができる』ことが売りですので、そのコンセプトからはちょっと外れてしまうかもしれません。

でも、「もう少し細かく知りたい」「もっと有利な運用をしてみたい」という方もいらっしゃると思います。

そういった方々がウェルスナビの運用方法を考えるとき、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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